屋島工房がお送りしている帆布バッグシリーズ。使い込んでも味のある極厚の四号帆布をベースに作っています。帆布の織りは本場倉敷。世界中どこの産地にも負けていない素材ですね。

 でもね、基本的に帆布は既製品なんです。日本の会社であろうと、中国の会社であろうと同じ生地を買い求めれば、残念ながら似たような物はできちゃう・・・。

 それじゃ「つまんない」ので、ウチだけでしか使えない
素材を「作りたいなぁ〜」って前々から思っていたわけです。

 そんな中知り合ったのが、とある染色工場。僕ら小さなメーカーでは、一反(50m)単位の染めなんか、とてもできないので、オリジナルで染める・・・って通常ありえない事なのですが、ご親切にも「小さい口でもやってあげるよ・・・」と。

 そこで無理を言って作ってもらったのがこの帆布。タケヤリ八号をベースに、まったく新しい色合いで染色、ウオッシュ&ダメージ加工をしました。「ヴィンテージ」って言葉が適切かわからないですが、このクタクタ感たまらないですね。新品なのに、古き良き時代を思い起こさせるバッグに仕上がったと自画自賛しています(写真で見るより現物が絶対に良いよ・・・)。

 難点がただ一つ。生地在庫が終わると、同じものが作れなくなる・・・という事実。どうしても染色&加工に微妙な違いが出てくるので、売り切りにしました。新しい生地ができたら、素材に合わせて新しい物を作ろうという今回のシリーズです。気に入ったものがありましたら、お急ぎ下さいね。



ヴィンテージトート

ヴィンテージ感満載の八号帆布を使ったトートバッグ。ガンガン詰め込んでもしっかり運べるよう、容量・強度ともに十分備えています。
サイズ:34×35×8

色:ブルー・グリーン・キャメル
¥11.500(税別)

完売しました。

トートのヒモはリベット打ち。ワンポイントにアンティーク色の角カンを使っています。いちばん上のスナップボタンに、エルクレザーを使用しました。
ヒモには、かつて手袋工房で使われていたジグザグミシンで、赤色のステッチを入れました。家庭用のジグザグとは違い、このステッチしかできない改造をした専用機。数十年前のミシンしか出せない、微妙な振り幅の違いに味があります。
内装は、生成りの八号タケヤリを使いました。通常外側に使うクオリティの帆布です。小型と大型のポケットを配備しました。マチも十分にあり、容量もたっぷりです。

肩から下げて持ち歩くのにちょうどいいサイズに設定しました。





ヴィンテージドラムバッグ

ヴィンテージ帆布を使った円筒形のドラムバッグ。手提げでも、ショルダーでも使える2ウエイ仕様ですが、ボディバッグのように背中に背負うのが格好いいかもしれません。
サイズ:横34 直径16

色:ブルー・ブラック
¥12.500(税別)


トートのヒモ部分に、お約束のジグザグミシンで赤いステッチを入れました。バッグのデザインを引き締めるのに重要な飾りステッチです。
両サイドに、携帯等を入れるのに便利な小さなポケットを付けています。ショルダーテープを固定する所など、強度の必要な部分には厚手の牛革を用いています。
内装は、表のベースとなる生地と同じの生成りの八号タケヤリを使いました。強度的にも抜群です。側面にポケットがありますので、内部の小ポケットは省きました。





ヴィンテージハーフムーンバッグ

ボディバッグのように、背中で背負って使いやすいよう、半月型を採用しました。バイクや自転車で使うのに適しています。小振りながらも、容量はたっぷりあります。
サイズ:40×15×8

色:ブルー・ブラック

¥9.800(税別)

いちばん目立つ部分に、牛革で作った通称「ブタ鼻」を付けました。本来はヒモを通していろんな物を吊り下げる目的なんですが、このバッグの場合、デザイン上のアクセントの役目です。
ショルダーテープに、このシリーズ共通のデザインとなっているジグザグステッチを入れています。強度の必要な部分には、牛革を用いています。
内側には、他の品番とは異なり内装の帆布を入れていません。これはバッグが体に沿って、動きの邪魔をしないようにバッグの形状保持より、素材の柔らかさを重視したからです。

各タイプ・各色とも数量限定です。なくなり次第終了します。




ヴィンテージ帆布を使ったボディバッグができました。





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